みんなの意気込みやよし
明日はいよいよ運動会。運動会の練習も今日でようやく一段落。特に気合が入ってるのが、5年生の対抗競技であるクラス全員リレー。1学期の終わりから、練習を始めて、自主学習でバトンパスや速い走り方の研究を重ねてきた子もたくさんいる。クラスの8割方は、「やるぞー、オー!」みたいなノリで一丸となっていたけど、残りの2割弱はそういうノリになかなかついていけない、そういうのちょっとしんどいなーと感じる子どもたち。僕自身を振り返ってみると、間違いなく後者タイプの子どもだったので、みんなでゴー!的なノリを子どもたちに押し付けるつもりもなく、それぞれがそれぞれのスタンスで、でもやるからには自分のベストは尽くして競技に向かい合ってくれればいいなあ、と様子を見ていた。
リレーに対してめんどくせ〜みたいなノリの男子も何人かいたんだけど、その中の一人が実際に走ってみると、バトンパスが結構うまくて、これはすごい!とびっくりした。でも、みんなの前で思い切り褒めるのもなんだか白々しいから、ぼそっと「△くんって地味にうまいよね。センス感じる」とその子の友達に伝えたところ、それがめぐって本人の耳に届き、本人は結構その気になったみたいで、以来、リレーに積極的に向かい合うようになった。彼を起点にして、まわりのローテンションだった友達たちも徐々に頑張るように。この変化のプロセスが見ていてうれしかった。彼らは、みんなで円陣を組むときも、みんなで気合の声をあげるときも、声も超小さいし(笑)、どこか距離感があるんだけど(そのノリについていけないかんじ)、走ることには一生懸命でなんかいいな〜と思った。まわりも、そのノリを許容しつつ「たしかに、あいつ地味にうまいよな!」とか「テンション低いまま速く走るのウケる!」みたいにお互い笑えるかんじなのが「自由の相互承認」の一つの姿なのかもね〜と思ったり。(こじつけ?)
やることはやりきった。人事を尽くして天命を待つ。明日の子どもたちのがんばり、楽しみ。
黒板にみんなの思いが溢れている。
アニョハセヨ〜って。笑
今日は踊ってください、未来には期待したいし!