プロジェクトYDK(やればできる子)発足!

 

 自主学習ノートで、ある子が「私は算数でとてもくやしい点をとって本当になさけなくて自分をせめています。算数を得意にしたい。苦手をこくふくしたい。かしこくなりたい。私は自分のことが本当になさけないと思っています。ちょっとずつでもいいから変わっていきたと本気で思っています。YDKになりたい。先生、力をかしてください。」ということを書いてきた。切実さ、本気さが胸にしみた。こんなこと書かれたら、何とかしてやろうじゃないの!!という思いに火がついちゃって、スクールウォーズ山下真司ばりに最近熱くなっています。(殿的教員に程遠いですね) 

 そういう経緯もあって、最近、Project YDK(やればできる子)を発足させました。勉強に自信がない子、学力的にしんどい子たちに、とにかく結果を出してもらい自信をつけさせることが短期的目的。クラスにYDKになりたい子はたくさんいて、彼らが必要としているのは、有効な学習方略に関する情報だと思っている。基礎学力不足に対する個別的ケアも必要なんだけど、それだけでは根本的解決にはならなくて、目指すべきは、彼らを自律した学習者にすること。だから、学級通信で、学習方略に関する記事を連載しようと思う。具体的には、今年度になってから急激に学力を伸ばした子が数人いるので、彼らにその秘密を聞き出して、雑誌の記事顔負けのインタビュー記事(写真付き)にして載せようかと。こういうときに、元雑誌編集者だった頃の血がさわぐわ〜。

 動機付けで一番強力なのは、憧れベースの動機付けだと思う。憧れベースの動機付けは、自分の憧れの存在から薫陶をうけることで、内発的動機付けを持続させるもの。友だちが自分の学習における憧れモデルとなるなんて最高だ。先生や親が「こうしなさい」って言うよりも、ずっと教育力がある。僕が具体的な学習法を教えるよりも、友だち同士で相談し合う仕組みを作ることが何よりも大事なんだろね。総合の時間でやっている会社活動なんかで、学習コンサルタントって仕事が子どもたちの声から生まれたらしめたもんだ。いかにして子どもたちの心に火をつけるか、そのための具体的手立てをここんとこずっと考えている。またブログで報告します。

 

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あつくるしくてごめんなさい。イメージ図。 

Creep

Creep

 高校時代を思い出す。