冷静にクラスの状況をながめてみる

4月から約半年たった。学年の折り返し地点&大きな行事を一つ越えたということで、改めて子どもたちに今のクラスの様子はどんな感じか振り返ってもらった。結果、9割方は「学校がすごく楽しい」「教室がきれいだしみんなやさしいからほっとできる」「男女が仲良くていい感じ」など、クラスがCゾーンとしてある程度機能している様子がうかがえるポジティブなものであった。まずはそこは一安心。

 ただ、クラスの雰囲気が、「このクラス、神〜、サイコ〜」「イェ〜イ!」「クラス目標完璧に達成できてます!」みたいな感じでちょっと浮き足立ってる(&躁っぽい)感もあり、内心大丈夫かなあとも思っている。さらによいクラスになる余地はまだたくさんあるのに、こんなんで君たち満足しちゃっていいのか?!と思ったり・・・。

 一方で、1割の子が「きつい言い方をする人が増えてきた」「友だちのことを『障害者』って言ってからかってる子がいる」「もっと相手の立場にたって言い方を考えて欲しい」といった振り返りをしているのも事実。

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 この子の振り返りは、今のクラスの状況を非常に的確にとらえ、うまく言語化している。1学期は学年が始まったばかりだったし、いいクラスにしよう、がんばっていこうみたいな気持ちが、子どもたちの間でかなり意識されていたけれど、2学期になったら中だるみでそういう意識が希薄になってきているってことだ。特に僕が危惧するのは『障害者』という言葉を使っている子がいるという事実。これは早めになんらかの手を打たないとまずい。でも、差別や言葉の暴力について子どもたちと改めてじっくりと話し合ういいきっかけだとも思った。大きな行事の多い2学期だからこそ、また改めて丁寧に<子ども/僕><子ども/子ども>の関係を深めていく仕掛けを作っていくつもり。

 

Sweet Butterfly

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 秋の定番、ほっこりソング。無人島にもっていきたいくらい好き。