アサーションが鍵なのかも

「このクラスがもっとよくなるための課題ってなんだろう?」をお題に、子どもたちに振り返ってもらった。大別すると3つの課題が子どもたちから出た。①何かするたびにおしゃべりが多くて切り替えが苦手、②落とし物が多くて整理整頓が苦手、③言い方がきつい人が多い。①、②は確かに問題ではあるけど、それよりも僕は③が前から気になっていたので、近々子どもたちと一緒に考えていきたいなあと思ってる。というわけで、本日、数年前に買って積ん読状態になっていた平木典子さんの『アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法』をやっと読了。教育哲学者の苫野一徳さんは、公教育の本質を「自由の相互承認」の感度を育むことだと言っている。

わたしたちは、自分が〈自由〉になるためには、他者の〈自由〉もまた、つまり他者もまた〈自由〉をもとめているのだということを、ひとまずお互いに承認し合う必要がある。そしてその上で、相互の納得が得られるように、互いの〈自由〉の在り方を調整する必要がある。(『教育の力』苫野一徳著 講談社現代新書より)

だとすれば、アサーティブなコミュニケーションの作法を学び身につけることは、「自由の相互承認」の感度を育むことに役立つんじゃないかなと思う。なわけで、アサーションを実践にどう組み込むか思案中。とりあえず、自分の周りの人たちにアサーティブなコミュニケーションができる人にならねば。笑