深呼吸の必要

4月〜5月に比べると、子どもたちともある程度の関係性が築けたという安心感からか、自分に緊張感がなくなり無駄にテンションが高くなってきたきたように思える。具体的に言えば、子どもの言動に対して、脊椎反射的に反応しがちになっているということ。

例えばこんなエピソードが今日あった。僕がみんなに何かを話している時に、ある子が途中で話に割って入ってきた。彼なりに言いたかったことがあったんだろう。でも、僕は思わずカチンときて「まあ、人の話は最後まで聞きなよ!」と頭ごなしにその子の発言を封じ込めた。彼の不服そうな顔。僕は「あ、やっちまった」と思った。後悔するも遅し。なんであそこで僕はあんなにカチンときてああいう態度を思わずとってしまったのか。「先生の言うことを子どもは最後まで黙って聞くべき」という考えが自分の中に強くあることに気づいた。あそこであんな風に反射的に高圧的に反応しなくても、もっと穏やかでしなやかに、過刺激にならないやり方で対処することもできたはずだったのに。

1学期の最初の方が、感情的にならずに、子どもたちの有り様や振るまいを冷めた頭で観察し、一呼吸おいて子どもと向かい合えていたと思う。教員が脊椎反射的な反応をすれば、当たり前だけど子どもたちもそういう反応をする。子どもの姿は自分の姿と鏡合わせ。自分の子どもとの向かいあう時のリズム、ペースが早くなっている。深呼吸しないといけない。